人材関連の仕事をしていた頃、たくさんの方の転職相談に乗る機会がありました。理由は人それぞれでしたが、多くの方が何かしらの迷いを抱えていたように思います。今回は、そのときに感じたことを書いてみます。
「なぜ転職したいのか」を言葉にすること
転職を考え始めたとき、最初にやってほしいのは「なぜ転職したいのか」を自分の言葉で整理することです。
給与を上げたい、人間関係が辛い、もっとやりがいのある仕事がしたい。理由はいろいろあると思います。ただ、漠然とした不満だけで動いてしまうと、次の職場でも同じことを繰り返してしまうかもしれません。
完璧に言語化できなくてもいいので、自分の中にある気持ちを少しずつ整理していく。その作業が、後々の判断を助けてくれるように思います。
条件だけで選ばない
求人票を見るとき、どうしても給与や休日、福利厚生といった条件に目が行きがちです。もちろん大切なことですが、それだけで選んでしまうと、入社後にギャップを感じることがあります。
職場の雰囲気、仕事の進め方、上司や同僚との相性。こういった部分は、実際に働いてみないとわからない面もありますが、面接のときに感じた印象を大切にするのも一つの方法です。
以前お会いした方で、条件は良かったけれど面接での違和感が拭えず、別の会社を選んだという方がいました。結果的にその選択が正解だったと、後日教えてくださいました。
焦らないこと
転職活動をしていると、早く決めたいという気持ちが出てくることがあります。特に、今の職場が辛い場合はなおさらです。
でも、焦って決めてしまうと、後悔することも少なくありません。可能であれば、ある程度の時間的な余裕を持って活動することをお勧めしたいです。
もちろん、すぐに辞めなければならない事情がある場合もあります。そういうときは無理をせず、一時的な選択として割り切ることも大切かもしれません。
誰かに話を聞いてもらうこと
一人で考えていると、堂々巡りになってしまうことがあります。家族や友人、あるいは専門の相談窓口など、誰かに話を聞いてもらうことで、自分の考えが整理されることもあります。
私自身、相談を受ける中で「話しているうちに気持ちがまとまってきました」と言われることがありました。人に話すという行為そのものに、意味があるのかもしれません。
最後に
転職は人生の大きな決断の一つです。正解は人によって違いますし、後から振り返って初めてわかることもあります。
大切なのは、自分なりに考えて、納得して選ぶこと。そうすれば、たとえ思い通りにならなかったとしても、次につなげていけるのではないでしょうか。
これは私個人の考えですが、少しでも参考になれば幸いです。